室内および屋外の湿度推移(2025年5~9月)

気温に続いて湿度(相対湿度%)のデータです。まずは日平均の5月から9月までの推移です。

気温と同様に屋外に対して室内の変化量は少なく安定しています。その理由はまず高断熱高気密により室内気温の変化が少ないことです。相対湿度の変化は気温の変化と密接に関係していて、例えば気温20℃で相対湿度100%の空気を水蒸気量(=絶対湿度)を変えずに30℃まで暖めると相対湿度は55%くらいまで下がります。30℃の空気は20℃の空気の2倍近く水蒸気を含むことができるからです。そのため気温の変化が大きいと湿度の変化も大きくなります。もう一つの理由は室内の物質による調湿作用です。柱梁や床に用いている木材、壁に塗っている漆喰、その下地の石膏ボードなどは調湿効果があり多くの水分を吸収することができます。そのため湿度の変化を緩やかにする働きをしてくれます。

続いて月ごとの湿度変化をみてみましょう。

一日の中での湿度変化も屋外に比べ室内は少なく、安定しています。5月はおおむね50~70%のあいだで推移しておりちょうどよい湿度です。

6月になると屋外の湿度が80%を超えることが多くなり、室内湿度は70%前後が中心になります。

7月も6月と同様に湿度が高い状態が続きます。室内湿度は80%まで上がる時間帯もありました。

8月も引き続き湿度が高いです。室内湿度は多くの時間で70~75%の範囲にあり高め安定です。

9月に入って湿度が下がり始めました。屋外では昼間は50%くらいまで下がる日が多くなり、夜間に80%を超える時間がだんだんと減っていきます。それにつれて室内の湿度も月の後半には60~65%が中心となりました。

6月から8月はアジアらしい高温多湿です。室内湿度は70%以上の状態が続いたのでカビの発生が気になっていましたが、床下は別として室温が均質なせいか部分的な結露もなく大丈夫なようです。来年以降の夏も大丈夫とは限りませんがひとまずホッとしました。十分な換気によって湿気が籠らないようにすることはできたのかなと思います。