温湿度・CO2濃度の測定方法

羊群事務所兼自宅の測定データとその考察を今後ブログにアップしていくにあたり、測定方法を明示しておきたいと思います。今回は温湿度とCO2濃度です。測定ポイントは屋外と室内の2か所あり、屋外は気温・湿度、屋内は気温・湿度・CO2を測定しています。

屋外の温湿度はSwitchbot社の防水温湿度計を使い、建物北東面の直射日光があたらない場所に設置しました。下の2つのグラフは2025年6月における羊群測定データと気象庁アメダスのデータ(小樽市)を比較しています。一つめのグラフは日平均気温℃(6/1~6/30)、二つめは1時間ごと気温℃(6/8~6/14)です。

日平均気温については羊群の気温のほうが少し高くなる傾向がみられ、その差は最大で1℃程度です。1時間ごとの気温は変動が比較的大きい6月第2週の比較をしていますが羊群のほうが昼間高く夜間はやや低い日が多いです。

この結果の原因として考えられるのは

  1. 日照時に周囲の建物や設備、地面からの輻射熱がある
  2. 東からくる涼しい海風の影響を地形的にアメダス観測所のほうが受けやすい
  3. アメダス観測所と羊群とは標高差で50mほどある

1~2は昼間の気温が羊群のほうが高くなる要因になり、3は一日を通して羊群のほうが低くなる要因になります。合わせると上記のような測定結果になるのではないかと推測しました。

次に湿度(相対湿度)%についても同じ時期のグラフです。

気温とは逆の傾向が出ています。空気中の水蒸気量が同じであれば気温が高くなるほど湿度は低くなるので、羊群とアメダスの湿度の差はそれでおおむね説明がつくと思います。

以上より、Switchbot社の防水温湿度計を使った測定結果はアメダスの数字と若干の差がありますがその理由は説明がつくものです。温度変化の傾向はよく一致しており精度や追従性も良いので測定値は十分正確なものと考えます。

室内の温度・湿度・CO2濃度の測定には同じくSwitchbot社のCO2センサー(+温湿度計)を使い、事務室の本棚に設置しました。床から1.5mの高さの終日日陰になる位置です。センサーの正確さを検証するために先ほどの防水温湿度計と屋外の同じ場所に置いて測定値を比較しましたが、結果は温度±0.1℃以内、湿度±1%以内でほぼ同じでした。また屋外のCO2濃度測定値は400ppmで一定でした。気象庁の2025年CO2濃度測定データによると岩手県三陸海岸の綾里、日本西端の与那国島、日本東端の南鳥島のいずれも430ppm前後なのでそれと比べると低い数値です。小樽のCO2濃度が低い理由は思いつかないのでこれはセンサーの精度もしくは特性の問題かもしれませんが、換気がうまく機能しているかどうかの検証に用いるだけなので許容範囲と考えます。

それにしても気象庁による約40年前のCO2濃度が350ppm、20年前が380ppm、10年前が400ppmですから増え方が加速してます。CO2濃度が上昇すると気温が上がることは計算でも実験でも実証されていますので今年の夏の暑さは異常ではなく必然なのでしょう。