敷地のシミュレーション
敷地探しをしていたころから3D-CADを使って敷地をシミュレーションできないかな、というのを考えていました。例えば2階の窓をどの位置・高さにすれば良い眺望を得られるのか、既存の樹木や電柱が視界の邪魔にならないか、周囲の家から見て自宅がどのように見えるのか、窓を透明ガラスにすると家の中が丸見えにならないか、などをシミュレーションしながら調整できれば周辺環境との関係が良い設計ができるからです。そこそこ手間はかかりましたが国土地理院の等高線入り地図を使って小樽市街地の立体モデルを作成しました。

手前が海側で、防波堤が港と石狩湾を隔てています。北は高島付近から南は若竹町付近まで、小樽中心市街地のほとんどをカバーしています。この立体モデルを使って敷地の位置から小樽市街の眺望をシミュレーションしてみました。敷地の標高は上段が79m、下段が78m程度です。2階からの眺めであれば2階床高さ+人の目の高さ=5m前後を標高に足してあげればいいので、下段に2階建てを建てる場合は83m前後が視線の高さになります。

この視点からだと周囲の屋根は街や海の眺望をそれほど隠さないけれど電柱や樹木はちょっと邪魔だな、ウィングベイ小樽の大きな建物があるのでその向こうのヨットハーバーは見えづらいな、というようなことがわかります。立体モデルの範囲が限られているので本来遠くに山があるべきところに水平線が見えてしまったりしていますが、そこは想像力を使って脳内変換します。立体モデルを作るときに気を付けなければならないのは、あまりにリアルに作り込みすぎてデータ量が巨大になってしまい動かなくなってしまうことです。3D-CADソフトは非常にフリーズしやすいので、目的を絞って簡略化しデータ量を抑えることが大切です。
古いパソコンを使ってるからじゃないのか?
その通りです。

参考に、上の眺望シミュレーションに近い視点から撮影した写真です。


