室温および屋外の気温推移(2025年5~9月)その1
気温、湿度、CO2濃度のデータ測定を4月末から始めています。今回は室温および屋外の気温推移を検証したいと思います。

上のグラフは月ごとの温度変化範囲を表しています。青が室内気温、オレンジが屋外気温です。
どの月も屋外気温は一日の温度変化が10℃前後あるのに対し、室内は2.5℃程度になっています。室内の温度変化が少なく安定しているのは熱の出入りが少ない高断熱高気密住宅の特長です。
春(5月)と秋(9月)では屋外の月平均気温に対し室内の平均気温は3~5℃高いのですが、夏(7・8月)は1~2℃に抑えられています。これは季節によって換気と遮熱を下記の手法によって調節しているためです。使っている製品こそ新しいものもありますが手法自体は古くから行われてきたことと本質的に変わりません。
夏
- 日中は熱気の侵入を抑えるために窓は開けず、日没後に外気温が室温より下がったところで窓を開けて涼しい風を取り込み湿気を放出する。
- トイレの24時間換気扇に加え、熱気が溜まりやすい天井付近の換気扇を常時稼働させる。
- 床下のひんやりした空気を給気とともに室内に取り込む。
- 高窓とテラス窓の外側に取り付けられたよしずにより日射熱を低減する。
- 窓内側のブラインドとロールスクリーンはできるだけ閉めて遮熱性能を高める。
春・秋
- 外気温が快適なときは窓を開けるなど、天候に合わせて窓を開け閉めする。
- 天井付近の換気扇は必要なときだけ稼働し、トイレの24時間換気扇のみ常時稼働させる。
- 床下の気温は室内とあまり変わらない。
- 季節の変化に合わせ、高窓とテラス窓のよしずを春に取り付けて秋に取り外す。
- 窓内側のブラインドとロールスクリーンは視線を遮る目的以外開けっ放し。
冬
- 窓は基本閉めっぱなし。
- トイレの24時間換気扇のみ常時稼働させる。
- 床下の温水暖房放熱器で暖められた空気を給気とともに室内に取り込む。
- 窓内側のブラインドとロールスクリーンはできるだけ閉めて断熱性能を高める。
- 晴れた午後はテラス窓のブラインドを開けて日射熱を取り入れる。
それに加えて今年の夏はヒートポンプの冷水運転を6月と7月の数日間試していますが、来年は冷水運転はしないつもりです。


