基礎工事その7~埋め戻し

防湿フィルム敷き込み作業の様子
今回のように布基礎の場合は基礎の屋外側、屋内側両方で地盤レベルまで土を埋め戻します。べた基礎の場合は屋内側を埋め戻すことがないのでそのぶん排出土は多くなります。これを敷地内で処理できない場合は処分場まで運ぶことになるのでその費用が馬鹿になりません。
基礎断熱は床下空間も屋内側として扱うため土壌からの湿気の侵入を防ぐ必要があります。そのため土壌の上にポリエチレンフィルムを敷いてそれを防湿コンクリートで押さえます。ここの防湿が不十分だと結露の原因になります。

前の日が大雨だったため土で汚れていますが外周部に沿って水平補強断熱を敷いています。こちらは地盤とフーチングを通して逃げていく熱を減らすためのものです。断熱材を敷かず巨大な熱容量を持つ蓄熱材として地盤を使い室温を安定させようという考え方がある一方で、断熱材を全面に敷いて地盤に逃げる熱を極力抑えようという考え方もあるのですが、ここではその中間的な設計をしています。冬は地盤を通して逃げる熱を外周部の水平補強断熱で減らしつつ中央部の地盤蓄熱を使って室温を安定させ、夏は地盤の冷たさを使って床下に導入された外気を冷やして欲しいという狙いからです。

玄関の土間コンクリート下は全面断熱材を敷いています。ここは床下と違って室内の空気に直接触れるので空気と土間の温度差を小さくして室内が冷えにくくするための措置です。土間コンクリート部分には鉄筋を、防湿コンクリートの部分には金網を入れて、コンクリートが割れにくいように補強しています。


